7回目の調停
前回の続きです。
全く進展のない離婚調停に私の心は限界でした。今まで生きてきて誰かをこんなに嫌いになったことがないくらい夫の事が大嫌いでした。
そして今日も開始時間になっても夫は裁判所に来ていませんでした。もちろん連絡もなしです。夫に電話をするために事務所に行こうとした調停委員を引きとめ、
「私が直接電話します。」
と言いました。弁護士に依頼してから自分から夫に連絡するのはこれが初めてです。
もう離し合うつもりがないならさっさと調停不成立にして離婚裁判に進みたいと思っていました。
「多分出ないと思いますけど。」
と言って調停委員と弁護士の前で夫の番号に電話をしました。何度が呼び出し音が鳴り、なんと夫が電話に出たのです。
「もしもし」
その一言で、夫が寝起きと言う事がすぐ分かりました。
「え?もうそんな時間?今起きたんだけど。」
この日の調停開始時間は昼過ぎにスケジュールを組んでいました。それに寝坊するなんて。来る意志があるかどうか聞くと一応あると言うので今から裁判所に来ると言いました。寝坊したからと言って大急ぎで来る夫ではありません。裁判所は夫の家から自転車で10分程の距離でしたが、案の定、夫が裁判所に来たのは電話して1時間以上経ってからでした。きっと普通にシャワーを浴びて、慌てることなく身支度をしてたのだと思います。
もう今日の調停に残された時間は30分程です。そして今日に限って婚姻費用の5万を持参したから手書きで受領書を書け(領収書ではなく、日付や詳細を書いた文書)と言
われ、それでさらに時間がかかり、結局今日も決まったのは次回の日付だけです。
ここ数回で何も進展が無いので、弁護士に
「次回あたりで調停不成立の決断をお願いします。」
と強めに言ってもらいました。もうこちらは調停は終わらせて裁判に進む気持ちが強いと言う事を夫の方にも伝えてもらいました。離婚裁判と聞いて夫が何を想像したかは分かりませんが、裁判の方が今ほどのストレスは無くなるのは確実でした。